【画像生成AI】背景プロンプト完全ガイド!世界観を作るキーワード集と指定のコツ

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「よし、今日も可愛い女の子が生成できたぞ!」…でも、なんだか背景がいつも同じだったり、真っ白だったりして、ちょっと物足りない。キャラクターは完璧なのに、どこか味気ない感じがする…。

そんな悩みを抱えていませんか? 画像生成AIで魅力的なイラストを作る上で、キャラクターと同じくらい、いえ、もしかしたらそれ以上に重要なのが「背景」です。背景は、あなたの描くキャラクターが「どこに」「どんな風に」存在しているのかを決定づけ、イラスト全体の雰囲気や物語性を豊かにしてくれる、まさに世界観の骨組みとも言える存在なんです。

この記事では、「背景ってどうやって指定すればいいの?」「どんなキーワードがあるの?」と迷っているあなたのために、日常的な風景から幻想的な世界まで、様々な背景を生み出すためのプロンプト(キーワード)を、具体的な使い方やコツと共に徹底解説します!

まるで映画監督になった気分で、キャラクターが最も輝ける舞台をあなたの手で創り上げてみませんか? この記事を読めば、きっとあなたのAIイラストが、深みと物語性にあふれた、忘れられない一枚になるはずです。

目次

なぜ背景プロンプトが重要?イラストに深みと物語を与える「世界」の力

キャラクターの魅力を最大限に引き出すためには、その子が生きる「世界」をしっかりと描くことが不可欠です。では、背景プロンプトを使いこなすことで、具体的にどんな効果が期待できるのでしょうか?

  • キャラクターの存在感を際立たせる: 背景があることで、キャラクターが「確かにそこにいる」というリアリティが生まれます。例えば、ただ立っている女の子も、背景が「夕暮れの教室」なら、放課後のセンチメンタルな雰囲気が漂いますよね。
  • イラストの雰囲気を決定づける: 明るい公園なら楽しい雰囲気、薄暗い森ならミステリアスな雰囲気、といったように、背景はイラスト全体のムードを支配します。
  • 物語性を豊かにする: 背景は、キャラクターがどんな状況に置かれているのか、どんな物語の中にいるのかを雄弁に語ります。例えば、「荒廃した都市」を背景にすれば、終末世界でのサバイバルといったストーリーが浮かび上がってきます。
  • 視覚的な面白さを加える: 単調な背景よりも、ディテールに富んだ背景の方が、見る人の目を引きつけ、イラスト全体の情報量も増します。

つまり、背景プロンプトは、単に「後ろに何かを描く」ためだけのものではなく、あなたのイラストに深みを与え、キャラクターと物語に命を吹き込むための強力なツールなのです。

背景プロンプトの基本レシピ:「場所・時間・天気・雰囲気」で描く

AIに理想の背景を伝えるための基本的な考え方は、「どこで」「いつ」「どんな天気で」「どんな雰囲気か」という要素を組み合わせて指定することです。これらを英語でプロンプトに記述していきます。

まずは「場所」を指定! (例: room, school, forest)

  • 基本となる舞台設定: キャラクターがどこにいるのか、具体的な場所の名前を英語で指定します。
    • room (部屋), house (家)
    • school (学校), classroom (教室)
    • city (都市), street (通り)
    • park (公園), garden (庭)
    • forest (森), mountain (山), sea (海)
  • 補足: これが背景プロンプトの核となります。最初は「どこだろう?」とAIも迷ってしまうので、まずは具体的な場所を教えてあげましょう。例えば in a forest (森の中) や at the beach (ビーチで) のように、前置詞を伴うことも多いです。

「時間帯」で光と影を演出 (例: daytime, sunset, night)

  • 光の魔法でムードを変える: 同じ場所でも、時間帯によって光の当たり方や色味が変わり、全く異なる印象になります。
    • morning (朝), sunrise (日の出)
    • daytime (日中), noon (正午)
    • afternoon (午後), evening (夕方)
    • sunset (夕焼け), dusk / twilight (黄昏時)
    • night (夜), midnight (真夜中)
  • 補足: 「夕焼けの教室 (classroom, sunset)」と「真夜中の森 (forest, night)」では、ドラマチックさや神秘性が格段に違いますよね。光と影のコントラストは、イラストの雰囲気を劇的に変える力を持っています。

「天気」でムードを一変 (例: sunny, rainy, cloudy)

  • 空模様で感情を表現: 天気もまた、イラストの雰囲気を大きく左右する要素です。
    • sunny (晴れ), clear sky (快晴)
    • cloudy (曇り), overcast (どんよりした曇り空)
    • rainy (雨), drizzling (霧雨), stormy (嵐)
    • snowy (雪)
    • foggy / misty (霧がかかった)
    • windy (風が強い)
  • 補足: 例えば、雨のシーン (rainy street) は物悲しさやロマンチックさを、晴れた空 (sunny park) は明るく楽しい感じを演出できます。キャラクターの心情と天気をリンクさせるのも、物語性を深めるテクニックです。

「雰囲気・スタイル」で個性をプラス (例: cozy room, dark forest, cyberpunk city)

  • より詳細なイメージを伝える: 場所、時間、天気に加えて、その場所が持つ「雰囲気」や「デザインスタイル」を指定することで、さらにAIに具体的なイメージを伝えられます。
    • cozy room (居心地の良い部屋)
    • dark forest (暗い森), enchanted forest (魔法の森)
    • bustling city (賑やかな都市), quiet street (静かな通り)
    • futuristic city (未来都市), cyberpunk city (サイバーパンクな都市)
    • ancient ruins (古代遺跡)
    • gothic architecture (ゴシック建築)
    • japanese style room (和室)
  • 補足: これらは形容詞や特定のスタイル名で表現します。「ただの部屋」ではなく、「アンティーク調の書斎 (antique study room)」のように指定することで、キャラクターの個性や趣味まで反映された背景が期待できます。

これらの要素を組み合わせることで、例えば「雨の日の夕方、ネオンが輝くサイバーパンクな都市の通り」なら、rainy evening, neon lights, cyberpunk city street のようなプロンプトになります。想像するだけでワクワクしますね!

キャラクターが息づく【日常の風景】プロンプト集

まずは、私たちの生活に近い、日常的な場所から見ていきましょう。キャラクターの普段の姿を描くのに最適です。

room: 部屋の中 – どんな部屋にする? (bedroom, living room, kitchen)

  • ニュアンス: キャラクターが最もリラックスできるプライベートな空間。その子の個性や生活感が表れます。
  • 使い方: bedroom (寝室)、living room (リビング)、kitchen (キッチン)、study room (書斎) など、部屋の種類を指定しましょう。
  • 補足: さらに、messy room (散らかった部屋)、clean room (きれいな部屋)、girly room (女の子らしい部屋)、modern living room (モダンなリビング) のように、部屋の状態やスタイルを指定すると、キャラクターの性格まで表現できます。窓の外の景色 (view from window) や、部屋にある小物 (books on a shelf, computer on a desk) を加えるのも効果的です。

school: 学校 – 青春の舞台 (classroom, schoolyard, rooftop)

  • ニュアンス: 学生キャラクターの日常やドラマが生まれる場所。甘酸っぱい青春の香りがしますね。
  • 使い方: classroom (教室)、schoolyard / playground (校庭)、school hallway (学校の廊下)、gymnasium (体育館)、library (図書室)、そして定番の rooftop (屋上)!
  • 補足: 時間帯との組み合わせが重要! classroom at sunset (夕暮れの教室) はエモさ満点。机や椅子 (desks and chairs)、黒板 (blackboard)、窓から差し込む光 (sunlight through window) などを意識すると、よりリアルな学園風景になります。(制服は「ファッションをデザイン!服装指定のコツと例」をチェック!)

city: 街中 – 賑わいと生活感 (street, cafe, park, shop)

  • ニュアンス: 人々が行き交い、様々な物語が生まれる場所。都会的な洗練さや、下町の温かみなど、描きたい雰囲気に合わせて。
  • 使い方: street (通り)、cityscape (街並み)、cafe (カフェ)、restaurant (レストラン)、park (公園)、shopping mall (ショッピングモール)、bookstore (本屋)、train station (駅) など、選択肢は無限大!
  • 補足: bustling street (賑やかな通り) や quiet alley (静かな路地裏) のように雰囲気を指定したり、night city with neon lights (ネオン輝く夜の街) のように時間帯と光の要素を加えると、グッと魅力的になります。通行人 (pedestrians) や車 (cars) を少し入れると、生活感が増します。

house exterior: 家の外観 – どんなおうち? (modern house, traditional japanese house)

  • ニュアンス: キャラクターが住んでいる家の外観。その家のデザインが、住人の好みや生活レベルを物語ります。
  • 使い方: suburban house (郊外の一軒家)、apartment building (アパート/マンション)、modern house (現代的な家)、traditional japanese house (伝統的な日本家屋)、cottage (コテージ/田舎家)、mansion (大邸宅) など。
  • 補足: 周りの環境も大切。house with a garden (庭付きの家)、house by the sea (海のそばの家) のように、立地を指定するのも良いでしょう。季節感 (house in autumn leaves) を加えるのも素敵です。

心癒される【自然の風景】プロンプト集

キャラクターを雄大な自然の中に置けば、イラストに開放感や癒やし、時には神秘的な雰囲気が生まれます。

forest: 森の中 – 木漏れ日、神秘的な雰囲気 (dense forest, bamboo forest)

  • ニュアンス: 緑豊かな木々が生い茂る場所。安らぎ、冒険、神秘、時には少しの怖さも感じさせます。
  • 使い方: deep forest (深い森)、ancient forest (古の森)、bamboo forest (竹林)、pine forest (松林) など、木の種類や森の様子を指定しましょう。
  • 補足: sunlight filtering through trees (木漏れ日) や forest path (森の小道) は定番の美しい表現。misty forest (霧のかかった森) は幻想的な雰囲気を高めます。

meadow / field: 草原・野原 – のどかで開放的 (flower field)

  • ニュアンス: 広々とした草地。のどかさ、自由、素朴な美しさを感じさせます。
  • 使い方: grassy field (草の生い茂る野原)、wildflower field (野花が咲き乱れる草原)、wheat field (小麦畑) など。
  • 補足: 風にそよぐ草 (grass swaying in the wind) や、遠くに見える山脈 (mountains in the distance) を加えると、奥行きが出ます。ピクニックをしているキャラクター (picnic in a meadow) も可愛いですね!

mountain: 山 – 雄大さ、季節の移ろい (snowy mountain, autumn mountain)

  • ニュアンス: 雄大で荘厳な自然の象徴。季節によって表情を大きく変えます。
  • 使い方: snow-capped mountain (雪を頂いた山)、rocky mountain (岩山)、mountains in autumn colors (紅葉の山)、volcano (火山) など。
  • 補足: 登山道 (mountain trail) や、山頂からの眺め (view from mountain top) も魅力的。霧 (fog) や雲 (clouds) を纏わせると、より神秘的な雰囲気に。

beach / sea / ocean: 海辺・海 – 夏、リゾート感 (sandy beach, calm sea, sunset over the ocean)

  • ニュアンス: 夏の代名詞!開放感、リラックス、楽しさ、時には寂しさや壮大さも表現できます。
  • 使い方: sandy beach (砂浜)、rocky shore (岩場)、calm sea (穏やかな海)、rough waves (荒波)、tropical beach (南国のビーチ) など。
  • 補足: sunset over the ocean (海に沈む夕日) は鉄板の美しさ。椰子の木 (palm trees) やビーチパラソル (beach umbrella) を加えるとリゾート感がアップ。水着姿のキャラクター(「ファッションをデザイン!服装指定のコツと例](https://www.google.com/search?q=%E5%86%85%E9%83%A8%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%AF%E5%85%88%E6%83%B3%E5%AE%9A)」参照)との相性も抜群!

sky: 空 – 天候や時間帯で無限の表情 (blue sky, starry sky, clouds)

  • ニュアンス: イラストの上部を占める重要な要素。天候や時間帯によって、イラスト全体の印象を大きく左右します。
  • 使い方: clear blue sky (澄んだ青空)、cloudy sky (曇り空)、stormy sky (嵐の空)、sunset sky (夕焼け空)、night sky with stars / starry sky (星空)、aurora (オーロラ) など。
  • 補足: 雲の形 (cumulus clouds 積乱雲, cirrus clouds 巻雲) や、月の満ち欠け (full moon, crescent moon) を指定するのも面白いです。キャラクターが空を見上げているポーズ (looking up at the sky) も素敵ですね。

物語が動き出す【ファンタジー&非日常空間】プロンプト集

日常から離れて、空想の世界や特別な場所へキャラクターを誘いましょう!

fantasy world: ファンタジー世界 – 剣と魔法の世界へ (elvish forest, dragon's lair)

  • ニュアンス: 剣と魔法、ドラゴンやエルフが存在するような、想像上の世界。
  • 使い方: medieval fantasy town (中世ファンタジー風の町)、magical forest (魔法の森)、floating islands (浮遊島)、dragon's lair (ドラゴンの棲家)、elf village (エルフの村) など、具体的なイメージを伝えましょう。
  • 補足: glowing mushrooms (光るキノコ) や ancient runes (古代のルーン文字)、flying creatures (空飛ぶ生き物) など、ファンタジーならではの要素を散りばめると、より雰囲気が出ます。

ruins: 遺跡 – 古代文明、ミステリアス (ancient ruins, abandoned castle)

  • ニュアンス: 過去の文明が残した建造物の跡。歴史のロマン、失われた技術、神秘的な雰囲気を感じさせます。
  • 使い方: ancient ruins (古代遺跡)、abandoned castle (廃城)、sunken city (水没都市)、temple ruins (神殿の遺跡) など。
  • 補足: 草木に覆われた様子 (overgrown with vegetation) や、風化した石の質感 (weathered stone) を加えると、時間の経過を感じさせます。宝探しをしている冒険者キャラクターにもぴったり。

cyberpunk city: サイバーパンクな都市 – 近未来、ネオン (neon lights, futuristic city)

  • ニュアンス: 高度なテクノロジーと荒廃した社会が同居する、近未来の都市。カラフルなネオンサイン、高層ビル、雨に濡れた路面などが特徴的。
  • 使い方: neon-lit cityscape (ネオン輝く街並み)、futuristic skyscrapers (未来的な高層ビル)、rainy cyberpunk alley (雨のサイバーパンクな路地裏) など。
  • 補足: ホログラム広告 (holographic advertisements) や、空飛ぶ車 (flying vehicles)、サイボーグ (cyborgs) といった要素を加えると、よりサイバーパンクの世界観が深まります。

space: 宇宙空間 – 星々、SF (stars, nebula, spaceship interior)

  • ニュアンス: 無限に広がる星々の世界。壮大さ、神秘、孤独、そして未来への希望を感じさせます。
  • 使い方: starry space (星々きらめく宇宙)、colorful nebula (カラフルな星雲)、view of Earth from space (宇宙から見た地球)、inside a spaceship / spaceship cockpit (宇宙船の内部/コックピット) など。
  • 補足: 惑星 (planets) や彗星 (comets)、ブラックホール (black hole) といった天体を描き加えるのも面白いです。宇宙服を着たキャラクター (astronaut) も良いですね。

japanese shrine / temple: 神社・お寺 – 和風、神秘的

  • ニュアンス: 日本古来の宗教施設。静寂、厳粛さ、神秘性、そして和の美しさを感じさせます。
  • 使い方: Shinto shrine (神社)、Buddhist temple (仏教寺院)。鳥居 (torii gate)、灯籠 (stone lanterns)、おみくじ (omikuji)、桜 (cherry blossoms) や紅葉 (autumn leaves) との組み合わせも定番です。
  • 補足: 早朝の静けさ (early morning at a shrine) や、夜のライトアップ (temple illuminated at night) も幻想的。巫女さん (shrine maiden) や僧侶 (monk) のキャラクターとの相性も抜群です。

世界観を深める!「時間帯」と「天気」の合わせ技

前述しましたが、時間帯と天気は背景の雰囲気を決定づける超重要要素です。これらを意識的に組み合わせることで、同じ場所でも全く異なる物語が生まれます。

  • 時間帯のキーワード例:
    • sunrise, dawn (日の出、夜明け)
    • morning (朝)
    • midday, noon (正午)
    • afternoon (午後)
    • golden hour (日の出直後や日没直前の、光が金色に輝く時間帯)
    • sunset, dusk, twilight (日没、黄昏時)
    • blue hour (日の出前や日没後の、空が青く染まる時間帯)
    • night (夜)
    • midnight (真夜中)
  • 天気のキーワード例:
    • sunny, clear sky, bright sunlight (晴れ、快晴、明るい日差し)
    • partly cloudy (ところにより曇り)
    • cloudy, overcast sky (曇り、どんよりした空)
    • rainy, drizzle, downpour, rain shower (雨、霧雨、土砂降り、にわか雨)
    • stormy, thunderstorm, lightning (嵐、雷雨、稲妻)
    • snowy, blizzard (雪、吹雪)
    • foggy, misty (霧、もや)
    • windy, gale (風が強い、強風)
    • hazy (霞んだ)

【組み合わせの妙!】 例えば、「forest, stormy night, lightning」なら、嵐の夜の森で稲妻が光る、緊迫感あふれるシーンに。「beach, golden hour, calm sea」なら、穏やかな海辺が金色の光に包まれる、ロマンチックで美しい瞬間が描けるでしょう。キャラクターの感情や物語に合わせて、最高の組み合わせを見つけてください!

もっとこだわる!背景指定の上級テクニック

基本的な背景指定に慣れてきたら、さらにディテールにこだわって、プロ顔負けの背景を作り込みましょう!

具体的な「場所の名前」や「建築様式」 (例: Eiffel Tower, gothic architecture)

  • リアリティと個性を追求: 「パリの街並み」よりも「エッフェル塔の見えるパリの街並み (Parisian street with Eiffel Tower view)」の方が、より具体的で魅力的ですよね。有名なランドマークや、特定の建築様式 (baroque architecture, art deco interior) を指定することで、イラストに強い個性とリアリティが生まれます。ただし、AIがその固有名詞や様式を正確に学習しているとは限らないので、過度な期待は禁物な場合も。

「視点」や「アングル」で臨場感を出す (例: view from window, worm's-eye view)

  • カメラワークで魅せる: イラストを「どの角度から見るか」は非常に重要です。
    • eye-level view (目線の高さ) – 自然で安定した構図
    • low-angle view / worm's-eye view (煽り/下からの視点) – 対象を大きく、力強く見せる
    • high-angle view / bird's-eye view (俯瞰/上からの視点) – 全体像を把握しやすく、対象を小さく、可愛らしく見せる効果も
    • view from window (窓からの眺め) – 部屋の中にいるキャラクターの視点を表現
    • point of view (一人称視点) – 見る人がキャラクターの視点を体験
    • wide shot (広角) – 背景を広く見せる
    • close-up on background details (背景の細部にクローズアップ)
  • 補足: ポーズ(「ポーズで動きを出す!指定方法」参照)と組み合わせることで、よりダイナミックで印象的な構図が生まれます。

「照明・ライティング」で雰囲気をコントロール (例: soft lighting, dramatic lighting, god rays)

  • 光は最高の演出家: 光の当たり方や種類は、イラストのムードを劇的に変えます。
    • natural light (自然光)
    • artificial light (人工光) – lamplight (ランプの光), candlelight (ろうそくの光), neon lights (ネオン)
    • soft lighting (柔らかい光) – 優しい、穏やかな雰囲気
    • hard lighting / dramatic lighting (硬い光/ドラマチックな照明) – 陰影が強く、劇的な雰囲気
    • backlighting (逆光) – シルエットを強調し、幻想的に
    • rim lighting (リムライト) – 対象の輪郭を照らし、立体感を出す
    • volumetric lighting / god rays (ボリュームライト/光芒) – 空気中の光の筋が見える幻想的な表現
  • 補足: 特にファンタジーやSF、夜景などのシーンでは、照明の指定が世界観を大きく左右します。

「小物・オブジェクト」を配置して生活感を (例: books on a desk, flowers in a vase)

  • ディテールがリアリティを生む: 背景に具体的な小物を配置することで、キャラクターの生活感やその場の状況がよりリアルに伝わります。
    • 部屋の中なら: desk with a laptop (ノートPCのある机), bookshelf filled with books (本でいっぱいの本棚), poster on the wall (壁のポスター)
    • カフェなら: coffee cup on a table (テーブルの上のコーヒーカップ), cake on a plate (皿の上のケーキ)
    • 自然の中なら: fallen leaves on the ground (地面の落ち葉), birds flying in the sky (空を飛ぶ鳥)
  • 補足: あまり多くの小物を一度に指定しすぎると、AIが混乱してしまったり、メインのキャラクターより目立ってしまったりすることもあるので、バランスが大切です。

背景作りの悩み解決!組み合わせと注意点

「キーワードは分かったけど、うまく組み合わせられない…」「なんだか背景だけ浮いちゃう…」そんな時のヒントです。

  • キャラクターとの調和を第一に: 背景はあくまでキャラクターを引き立てるためのもの。キャラクターの服装(「ファッションをデザイン!服装指定のコツと例」参照)や表情(「表情を豊かに!プロンプト術」参照)、ポーズと背景の雰囲気がチグハグにならないように注意しましょう。
  • 情報量のコントロール: あまりにも多くの要素を背景に詰め込みすぎると、ごちゃごちゃして見づらいイラストになってしまいます。伝えたいテーマや雰囲気に合わせて、要素を絞り込む勇気も必要です。
  • LoRAの活用も検討: 特定の雰囲気の背景(例:ジブリ風の森、サイバーパンクな都市の詳細なディテールなど)を安定して高品質に出したい場合は、背景に特化したLoRAや、世界観構築系のLoRAを探してみるのも非常に有効です。Civitaiなどで探してみましょう。
  • うまくいかない時のチェックポイント:
    • プロンプトが具体的すぎる/曖昧すぎる: バランスが重要です。
    • キーワード同士が矛盾している: 例えば、「晴れた夜空 (sunny night sky)」のような矛盾した指定はAIを混乱させます。
    • ネガティブプロンプトの活用: blurry background (ぼやけた背景 – 意図しない場合) や、逆に detailed background (詳細な背景) をプロンプトに加えたり、不要な要素(例:現代の建物がファンタジー世界に出てしまうなど)をネガティブプロンプトで排除することも有効です。

関連情報:キャラクターを最大限に活かすために

魅力的な背景が描けるようになったら、次はキャラクターそのものとの連携をさらに深めていきましょう!

まとめ:あなただけの「世界」を創造し、キャラクターを輝かせよう!

今回は、画像生成AIで魅力的な背景を作り上げ、イラストに深みと物語性を与えるためのプロンプト術をご紹介しました。

日常の風景から幻想的な世界まで、キーワード一つで無限の舞台を創造できるのは、AI画像生成の大きな醍醐味です。最初は難しく感じるかもしれませんが、この記事で紹介したキーワードやテクニックを参考に、まずはあなたのキャラクターをどんな場所に立たせてあげたいか、想像を膨らませることから始めてみてください。

時間帯、天気、雰囲気、そして細かなディテール…。それらを丁寧に紡ぎ合わせていくことで、あなたのイラストは、ただの「絵」から、キャラクターが確かに息づく「世界」へと変わっていくはずです。

背景は、あなたの創造力を無限に広げてくれるキャンバス。さあ、思いのままに筆を走らせ、あなただけの素晴らしい世界観で、大切なキャラクターたちを最高に輝かせてあげてくださいね!

この記事が、あなたのAIイラストライフを、さらに豊かなものにするための一助となれば、これ以上嬉しいことはありません。

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